腰痛の原因と改善方法

腰痛の痛み・症状について

腰痛には様々な状態があり、常にズーンと重たい感じがあるものや、腰を曲げ伸ばしした時に痛みが走るもの、立てないくらい激痛に見舞われるものなどそれぞれに原因や対処方法が異なります。


突然の激しい痛み
前かがみになったときの痛み
腰をそらせたときに出る痛み
何か動作をしようとしたときに出る痛み
動かず安静にしていても痛む
腰を押したりしても痛む
腰がだるい、重い
腰が張っている

など


腰痛の原因

腰痛の原因は大きく4つに分かれます。

「腰の骨や筋肉の障害」「神経の障害」「ストレスからくる心理的障害」「内科的疾患からくる障害」があります。


1.腰の骨や筋肉の障害

立ち上がったり、腰をかがめたり反らせたりしたときに痛みが出やすい傾向があります。

「腰椎(ようつい)」と言われる5つの固い骨が並んでいる箇所があります。硬い骨は「椎骨」と呼ばれ、椎骨と椎骨の間は「椎間板」という柔らかいクッションの役割をしているものを挟んで構成されています。

ただ重なっているだけでは崩れてしまうので、腰椎の周囲を靭帯や筋肉が取り囲んでいます。

 様々な負荷がかかり、腰椎が以下のような状態になったときに腰に痛みが走るようになります。


筋肉や靭帯の疲労・損傷
骨や椎間板の損傷・変形
細菌感染や腫瘍


 

2.神経の障害

腰の表面、皮膚あたりがチクチク、ピリピリという痛み方をします。

腰から足の先に向かって伸びている坐骨神経が、周囲の腰の組織が変形や損傷によって圧迫されたり炎症したりすることでおこります。常に神経に圧をかけている状況であれば、安静にしていても痛みやしびれがおさまらないといった特徴があります。



3.ストレスからくる心理的障害

心因性腰痛症と呼ばれ、体に物理的な損傷(腰の骨や椎間板、神経)がなくても腰に痛みを感じてしまう症状です。

自律神経が乱れてしまうと、痛みに対して適切に制御することができず、通常ではありえない痛みを感じたりするようになります。


検査をしても体に異常が見られないため、一般的な腰痛の治療や鎮痛剤などもほとんど効き目がない
ストレスが解消されない限り、慢性的に続く
姿勢や動作に関係なく痛みが続く
嫌なことを始める前などに痛みが激しくなる




4.内科的疾患からくる障害

胃、肝臓、腎臓、子宮などの内蔵器官の病気の中には、症状の一つとして腰痛が生じるものがあります。


安静にしていても痛みが続く
腰痛以外にも内科的疾患の症状(発熱、寒気、吐き気、嘔吐など)も見られる
痛みが徐々にひどくなる
排便や排尿でも障害が見られる



腰痛を放置するとどうなるか


私たちは体の一部に痛みがあると、無意識にその場所をかばおうとします。

腰に痛みがあると、少しでも楽な姿勢を取ろうとするため別の場所に負荷がかかることになります。

その姿勢が癖になってしまうとからだの姿勢が歪んでしまい、それによって自律神経の乱れが引きおこることもあります。

自律神経の乱れはさらにさまざまな疾患の原因となります。頭痛やめまい、吐き気といったものから、微熱が続いたり疲れやすくなったり、胃腸の調子が悪くなったりします。

精神的には不安定となり、不用意にイライラしたりやる気が出なくなったり、感情の起伏が激しくなったりします。


腰痛を改善する方法

まずは何が原因となっているのかを特定することです。痛みがひどかったり、長く続いたりするとやはり専門家に見てもらうのが良いです。ただ、上記で上げた原因もさまざまであり、それぞれに専門分野が異なるので一人の専門家に見てもらっても改善しないこともあります。

例えば整形外科に行っても改善しない場合は、ストレス性からくる腰痛かもしれませんし、内科的疾患からくるものかもしれません。

自分で行うストレッチや適度な運動は生活習慣を整えるという意味では効果的です。ただし、骨や椎間板など損傷している場合はストレッチなどでは改善しません。適切な処置が必要でしょう。

 

鍼灸院での治療

岩村鍼灸院では腰痛治療は得意分野の一つです。

重い荷物を持ったせいで腰を痛めたり、スポーツや重労働、事故などによるけが、デスクワークなどの同じ姿勢からくる症状などの治療には鍼治療が適しています。

また、鍼を使わない方法で、AKA手技療法で患者さんに痛みを伴わず治してしまう方法があります。「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」「ぎっくり腰」「スポーツ腰痛」など、症状の程度にもよりますが、平均で1回の治療10分前後程度で治すことができます。

動きの悪くなった関節をAKA手技を使って回復させます。ほとんど痛みを感じないソフトな力をゆっくりとくわえて、微妙な関節の動きを調節していきますので、現在強い痛みを抱えている方でも負担なく安心して受けられます。

 

当院に来られた患者さんの感想

「最近の腰痛患者さん」

●奈良市の空挺団の方です。

以前より右側腰痛で苦労をしたみたいです。
右側腸腰靱帯障害の腰痛で4日で完治です。
最近今度は左側腰痛で来院をしました。
今度は左側仙腸関節です。
二日で完治です。


●20台後半の男性です。

腰が痛く2週間ほど我慢をしていたそうです。
病院でMRIを撮ったのですが以分からないとのことです。
母上様よりの予約が入りました。
しばらくすると鍼が苦手でキャンセルとの事。
私も今までの頸肩で、仙町間接障害と思っておりました。すぐに折り返し電話で、「鍼を使わなくても治るかもしれないから、とりあえずいらして下さい」と言って来てもらいました。

案の定、左側仙町間接障害です。
これは鍼なしでも治ると伝えるとここまで来たんだから鍼もするとのことです。

順調に治療も終わり2回で完治です。


●60台前半の女性です。

左側腰から下肢が痛いとのことです。
今年の2月より痛くなり複数の医療機関を受信したそうです。どこも異常なしと言われ鎮痛剤を処方
私どもに来られたときは体が極度に傾いておりました。
診断名は左側仙町間接・左側仙棘靱帯障害・仙結節靱帯でした。

4回で完治です。
と思っていたら4回目の来院です。

良くなっていると思ってお待ちしていたら変化無しとのこと。
再度よく診たら梨状筋症候群でした。
良く説明をして治療を変えました。
頑張って診ないと良くなりません。安静にしていて下さい。


●30台の男性です。

大工さんです。

急に重いものを持ったそうです。酷い腰痛と下肢までの痺れです。

これは私どもの分野で無いと大きな病院に行くようにと指示。
すると下位胸椎のヘルニアで胸髄まで圧迫です。
肋骨まで取っての大手術だったとの事です。