病院での蓄膿症の治療

薬を使って症状を抑える

・副鼻腔内の菌を殺す目的として抗生物質を使います。少しずつ長期にわたって使用していきます。

・鼻水、鼻づまり、痰のからみを改善する薬を使用し、鼻水や痰を出しやすくします。

・副鼻腔内の炎症がひどい場合には一時的にステロイドを使用することもあります。

膿を吸引する

鼻腔内にたまった膿を吸引してきれいに清掃します。麻酔をしてから吸引します。

薬剤を鼻腔内に吸入

ネプライザー治療と言って薬を霧状にし、鼻や口から吸引してステロイド薬や抗生物質を副鼻腔に送ります。

手術する

・外科手術

　顔や歯にメスをいれ、副鼻腔を開いて直接炎症した粘膜を取り除く方法です。術後に後遺症が残ることがあるといわれています。

・内視鏡手術

　鼻から内視鏡を入れてカメラ映像を見ながらの手術です。炎症を起こしている粘膜を内視鏡により取り除き、副鼻腔の通りを良くします。たまった膿を出やすくします。