蓄膿症について
蓄膿症ってどんな病気?
蓄膿症は正式には副鼻腔炎と言います。
蓄膿症(副鼻腔炎)とは副鼻腔に膿がたまることが原因で息が詰まったり、副鼻腔から嫌なにおいがしたりする病気です。
副鼻腔はとは鼻腔周辺、つまり鼻筋の両側から上側に目じり、眉の上あたりまでの空洞と、下側にはほお骨あたりまで空洞になっている部分が8か所あり、鼻腔とつながっています。
蓄膿症は風邪、花粉、カビなどが原因で鼻の入り口の鼻腔で炎症を起こし、それが長引くことによって炎症が起こって膿がたまることによる病気です。
①細菌感染
風邪などでウイルスや細菌が鼻腔に感染します。
②炎症
副鼻腔まで炎症が及びます。
③膿の貯留
副鼻腔内の分泌物や膿などがうまく外に出せなくなって炎症が長びき、風邪を繰り返し、細菌感染が繰り返されることで、症状が3ヶ月以上続くと慢性副鼻腔炎と診断されます。
その他の原因
●咽頭炎や扁桃炎などののどの炎症
●真菌(しんきん)(=かび)
●虫歯アレルギー性鼻炎や気管支喘息
●アスピリン喘息などのアレルギー
なども副鼻腔炎の原因となることがあります
急性副鼻腔炎
風邪やぜんそくなどの細菌による感染が原因で起こります。通常は1~2週間で治ります。
慢性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎が慢性化したことにより症状が3ヶ月以上続いた状態です。